どうしてもね、忘れられないの。
やっぱり優しくしすぎるのはよくない、わかってる。
あのとき二人で笑ってたことも、抱き合ったことも、それは秘密にしなきゃいけなくて。
あの日の前と同じ、中途半端な敬語のあなたが目の前にいる。
ホンキになっちゃいけないってわかってる
何度この台詞をはいた?
同じこと、何度も繰り返してる。
「助かるよ。嬉しい」と微笑んだ君は
どうしてあたしが優しくするのかもわからずに
そぅ、全ては君から始まったの
あたしの限りない莫迦な話は。
「あってただ話したい」というあたしに
わかったよ、と言った上機嫌な
やっぱり一番大事な人。
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