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自己嫌悪

時々、自分が自分じゃなくなればいいのにと思う。
巷にいる無職少年でも良い、学校さぼってる女子高生でも良い、自分でなければ。
人の目を気にせず、知らない誰に知られる事なくいたい。

その全てが欲しいと恋こがれたのはいつの事?
今はもうそんな事さえ思わない。

昔住んでた家の近くはなんだか寂れていて
あの頃一生懸命に愛した人は今は誰を愛してるのだろう。

何かを犠牲にして成り立っていたものを奪われると言うことは、どうしてこうも哀しくならないんだろう?

見付かるのは脱け殻のようになったあの日の自分だけ。

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