一瞬の諦めにも似た
淡々と事実だけを伝える
今では顔も見たくない人からのメールを
あたしは未だ 消去できないでいる
2コ前のケータイ
かろうじて電源がつくAUの5503SA
あれからあたしは
色々なコトを知り
色々なヒトを知り
きっと あの頃よりは大人になったんだろうな
だけどあの頃の情熱とか
やりたかったコトとか
頑張る気力とかなくなってて
それでもあたしは
何か出来ないかと探す
君を救えないかと探す
あたしをまっすぐに見つめた
意志のある瞳をもう一度見たくて
君を倖せにする権利もないし
君が倖せかどうか確かめる術も無い
でもあたしはあの頃は本気だったから
7月の夏の空は
毎年 辛すぎる想い出を重ねて
雲の隙間に 虹をかける
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