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2004-02-28

お風呂に入りながら考えた
あたしが初めてつきあった人は18歳の人だった
「恋」の前に「愛」を教えてくれた人だった


10代同士の愛なんてくだらないかもしれないけど
あたしはあの時本当に「愛」を感じていた
彼は冬の寒い日にあたしの目の前で消えた
それからあたしは愛がわからなくなった
中学2年生のときに兄貴に出会った
ただの先輩と後輩だったんだけど
あたしはどこか彼に似ていた先輩にひかれた
いつしかそれは愛ではなく大切さに変わり
男と女の前に ただ大切な人になった
高校生になって初めての彼氏は
学校でも問題児っぽい人で
一緒にいるなと何度も誰にでもいわれ
金銭感覚の異なるあいつにあたしは別れを告げた
それから2,3人彼氏ができたけど
お互いよくしらない人のこと彼氏とは思えなくて
結局有耶無耶にして捨ててきた
今の彼氏はあいつと別れるときに知り合って
彼氏の彼女の話とか色々きいていて
彼氏はあたしの彼氏になったけれど
結局彼の残した隙間を未だうめてくれなくて
大切な人だという事にかわりはないけれど
時々どうしようもなく寂しくて
1ヶ月彼氏に放置されたときに先輩に会った
会っちゃいけない人にあってしまった
隙間を埋めるどころか 逆に隙間を広げられた
毒を盛られたままで だんだん離れていって
離れていくなら追いかけろと言われたけれど
それは捨てられたくないから怖いからじゃなくて
勇気がないからでもなくて
あの寒い日に彼を追いかけることができなかった自分が
他の人を追いかけるわけにはいかないからで
彼を助けられなかったあたしが
他の人に助けを求めるなんてもってのほかの事で
許されないことで 所詮助けてもらえない事で
あの日抱きしめてくれた温もりが
あの寒い日に冷たくなった彼のくれた物と
あまりにも似すぎていたから
もうすぐ彼の年齢を超えてしまうあたしが
彼が出来なかったことを叶えるのは
もう少し先のことになるのかな
<<誰もがこうしてことばにならない 想いを抱えながら今日も生きている・・・>>

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