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2004-11-19

眼鏡を掛けた自分の姿を
君のケータイに転送したら
意外に喜ばれてちょっと安心

交換で送られてきた写真は

8人の真ん中に君がいて
こんな近くにいるのに
電波を通さないと逢えない

もうすぐ大事な試験なんだと
嘗ての恋しい人は授業をサボっていて
レポートみたよ。っていったら
昔あたしだけを見てくれた目を
意味ありげに潤ませた

自分、そう自分だけのものだと
少し思い直すように呟いた
その瞬間だけはあたしのものだった
それは変えようのないコトで

例えそれが目をそらすような嘘でも
今のあたしは全てを受け入れて
それでも変わらず一緒に笑っているだろう

利用されるだけされてしまえと
決めた5月の終わりの日
ホンキかどうか計りかねた
風通しの良い窓の下で受信したメール

思えばこんなにも知らないけれど
何て事はない 何もしていないのに
だけどこんなにもあたしは君たちの事
凄い大切にしてしまっていたんだ

きっと理解は出来ないだろう
あたしにも理解出来ないだろう

騙された人間と騙した人間と
騙し返した人間と騙されてあげた人間と

たった半年間の間に繰り広げられた
短い でもきっともう暫くは
忘れたくても忘れられない想い出

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