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疼きだした

「コトバでなら何とでも言えるよ」と
軽々しいコトバと並べ立てた僕は
そんなコトバを使わなくても
あたしが何でもするって知っていた癖に

僕が隣にいても
もう何も感じなくてさ
あんなに,あんなに好きだったのに
今はその眼差しさえも
憧れの対象にしかならない

その眼と
甘えたような声が
堪らなく好きだったのにね,
2年の歳月はこんなにもあたしを変えてしまった

何でかわからないけど
動くに動けない葛藤を抱えていた
受け入れて欲しいわけじゃなくて
伝えて欲しい,わけじゃなくて…

その,言葉の一番最後に乗っかっていた
どこにもぶつけられない言いようのない辛さが
如何してなんだろうね
世界はこんなにも,
僕たちに背中を向けている

今まで感じられたモノを感じられなくなった代わりに
背を向けていたあの感情に向き合わなきゃになったよ

でもあたしは,応えてもらえたコトが
純粋に嬉しかったんだ

今もこんなにも,
ああ…煩い

その声を,言葉を
きっとあたしはこの先も忘れない

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